（株）円福寺～共同事業で広島県の地場産業を目指します～

（株）円福寺さんは、創業以来、建物の増改築業における地域ナンバーワンの資材提供・施工業者、住宅設備機器販売業者を目指し営業活動する中で、『何れ来る環境問題に対して、自社のノウハウを活かし地球環境の保護に取り組む』ことを掲げられ、温室効果ガスを排出せず光熱費削減に繋がる「オール電化」や「太陽光発電システム」、「LED照明器具」の販売・施工を行っておられます。

この度、他社(２社)と共同事業として事業提携され新商品の商品化に成功された円福寺健一郎会長さんにお話を伺いました。

「円福寺会長；当社は、従来からエコ商品である「ソーラーパネル」や「エコ給湯器」に注力しておりましたが、何れ照明器具もエコの時代が来ると予感しておりました。

LED照明は省エネ照明器具として既に浸透しており、光は閃光性に優れ、ダウンライトとして真下を照らすことには優れていますが、照らす幅が狭く、また直視すると眩しくて痛いくらいの照度があります。

この度、（株）アイルネットさん（福山市御幸町）が開発された「光拡散板」「導光板」（特許出願中）を応用し、従来のLED照明に組み込むことで「明るく均一に面全体が発光する」照明器具『ｉＦＬＡＴ　ＬＩＧＨＴ（アイフラットライト）』の商品化に成功しました。
因みに、この「光拡散板」「導光板」技術は、(公財)ひろしま産業振興機構の事業化促進事業である『新事業創出チャレンジ企業支援事業』に採択され、また第２０回中国地域ニュービジネス大賞第二次審査で『奨励賞』を授賞されております。

この商品は、板の側面から高輝度LEDの光を入れ、反射板で反射させ拡散板を通すことによって、従来の蛍光管を上回る高い平均照度で室内を明るく照らします。（図１）

一般的に蛍光灯の平均寿命は約12,000時間と言われていますが、LEDでは約40,000時間と非常に長く、蛍光灯と比較すると約３～５倍で、10年間は初期の明るさの70％以上を維持します。
加えて、（株）サンエスさん（福山市神辺町）にも器具の製造・保守・品質管理として参画戴いており、（株）アイルネットさんの「光拡散板」「導光板」技術に独自開発のコントローラーを取り付けることによって、取り付け場所に合わせた明るさを選ぶことができ、また、取り付け作業も従来の蛍光灯スペースをそのまま利用出来ますので非常に簡単です。

施工実績ですが、当社事務所は勿論のこと、府中市役所玄関ホールの一部、市内ではJA尾道市本店の１階ロビーとベイタウン尾道の一室などに取り付けており、明るい雰囲気になったと非常に喜んで戴きました。

今後、（株）アイルネットさんの『技術開発能力』、（株）サンエスさんの『生産能力』、当社の『営業力』３社の共同事業体で『ｉＦＬＡＴ　ＬＩＧＨＴ』が広島県の地場産業となるよう邁進して参ります。」とお話戴きました。