概要
久保・新開地区の真ん中に「一楽」という中華料理店があります。『一楽のちまき』で有名なこちらのお店を取材させていただきました。
創業は昭和32年12月。初代は、店主の新田さんのお父様で、台湾出身の曾 進財さんです。
創業当初は和洋中の料理を出す大衆食堂でしたが、その後「中華そば」や「ワンタン麺」など麺類中心のメニュー構成となり、新田さんの代で「餃子」や「中華ちまき」など麺以外の料理をメニューに加え、今に至ります。
現在販売している「ちまき」の原型は、かつてお父様がよく作っていた油ヨウファン飯(台湾のおこわ)で、それをもっと手軽に食べられるようにならないかと、大陸や台湾の同様の料理をミックスした結果生まれました。
<この夏のおすすめ…「冷しうめだいこん」>
人気メニューの一つに「うめだいこん」という麺料理があります。
中華そばに梅や大根おろしをのせた料理で、梅の酸味がスープに良く合う一品です。
そして、これからの暑い季節に食べたいのが「冷しうめだいこん」。冷麺としては珍しいお酢の入っていないスープに、梅の酸味とゴマ油の香ばしさが効いた一品です。ぜひご賞味ください。
「創業から60年以上経ち、時代の変化に対応しながら、これからも皆から愛されるお店を目指していきたい」と、今後の抱負を語られた新田さん。先代から受け継ぐ懐かしい味を食べに、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
お店情報
尾道市久保2丁目10-12
TEL 0848-37-3344
営業時間 11:30~14:00 17:30~22:00
定休日 日曜日(月が祝日の際は日・月で営業し、火を休業)