〔生産額・売上額の総括〕

〜製造業では引き続きプラス圏で推移、非製造業もプラス値への改善を示す〜

◎平成18年12月期の生産額・売上額(前年同期比)

 全業種DI(良い−悪い)は、9.6と前回調査(5.3)より、4.3ポイント上昇を示している。
参考として前回9月調査の広島県全体の全業種DI 4.9と比較しても尾道市の生産額・売上額は高い水準である。

 業種別では、製造4業種のうち、造船・同関連で改善を示したものの、食品、機械・金属製品の2業種でプラス値(0も含む)ではあるものの下降を示したことにより、全体として、製造業DIは、21.0と前回9月調査(31.5)と10ポイント下降した。但し、前年同期比と比較すると、業種格差は依然としてあるものの堅調な生産額・売上げ額であることが読みとれる。

 非製造業では、消費財卸売業、生産財・資本財卸売業、運輸・サービス業の3業種で改善を示したことより、全体の非製造業DIは、3.0と前回調査(▲7.9)と10.9ポイント改善した。


平成18年12月期 生産額・売上額DI
(   )内は前回調査<平成18年 9月期>の割合
  増加 不変 減少 DIポイント
全業種 28.8%(24.6%) 51.9%(56.1%) 19.2%(19.3%) 9.6(5.3)
製造業 42.1%(36.8%) 36.8%(57.9%) 21.1%(5.3%) 21.0 (31.5)
非製造業 21.2%(18.4%) 60.6%(55.3%) 18.2%(26.3%) 3.0(▲7.9)




◎平成19年1月〜3月の先行き見通し

 全業種DI(良い−悪い)は、13.7と前回9月の調査による18年10月〜12月の先行き見通し(22.8)より9.1ポイント下降したものの、プラス圏で推移し、全体でみると見通しに対して明るさが窺える結果となった。
 業種別では、製造4業種全てで、プラス圏で推移し、特に造船・同関連で、大幅にプラス値を拡大させた。
全体として製造業DIは3.0ポイント下降し44.4(前回調査47.4)となったものの、生産額・売上げ額の確保の見通しについても明るさが窺える。
 非製造業では、生産財・資本財卸売業、運輸・サービス業で改善の見通しを示したものの他の業種で悪化の見通しとなり、非製造DIは13.7ポイント下降し▲3.1(前回調査10.6)となり、依然として売上額の先行き見通しに対しても慎重さが窺える。


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