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〔景況の総括〕

〜 製造業(プラス圏)・非製造業(マイナス圏)共に3期連続して悪化、やや停滞感が窺える 〜

【平成19年 12月期の景況】

全業種DI(良い−悪い)は、▲18.6と前回9月調査▲9.3と比較すると9.3ポイント下降を示している。参考ではあるが前回9月調査の広島県全体の全業種DI▲15.2と比較するとやや下回る水準で推移している。

業種別では、製造業4業種のうち、食品製造業でプラス値の結果となったが、他の、機械・金属製品、合成樹脂・ゴム製品、造船・同関連の3業種が0(横ばい)を示し、全体としては製造業DIは0.5ポイント下降し、5.8(前回9月調査6.3)と若干ではあるがプラス値の幅を縮小する結果となった。

非製造業では、建設業、消費財卸売、生産財・資本財卸売、小売業、運輸・サービス業の5業種全てがマイ ナス値を示した。

非製造業IDは、12.8ポイント下降し、▲28.6(前回調査▲15.8)とマイナス値の幅を拡大させた。




平成19年12月期 −景況DI−
(   )内は前回調査<平成19年9月期>の割合
  増加 横ばい 悪化 DIポイント
全業種 6.8%(11.1%) 67.8%(68.5%) 25.4%(20.4%) ▲18.6(▲9.3)
製造業 17.6%(18.8%) 70.6%(68.8%) 11.8%(12.5%)   5.8(  6.3)
非製造業 2.4%(7.9%) 66.7%(68.4%) 31.0%(23.7%) ▲28.6(▲15.8)




【平成20年 1月~3の先行き見通し】

全業種DI(良い−悪い)は、▲11.8と前回9月の調査による19年10月~12月の先行き見通し (▲3.4)より8.4ポイント下降し、全体としては、先行き見通しにおいてはやや不安感も窺える結果となった。

業種別では、製造業DIは、11.7(前回調査15.0)と3.3ポイント下降し、プラス値の幅を縮小した。先行き見通しの改善には至らなかったが、引き続いてプラス圏での推移を見込んでいる。

非製造業では、建設業、消費財卸売、生産財・資本財卸売、小売業、運輸・サービス業の5業種全  てがマイナス値を示した。

非製造業IDは、▲21.4(前回調査▲12.8)と引き続き先行き見通しに対しても厳しさが窺える結果となった。


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