〔生産額・売上額の総括〕

〜製造業では引き続きプラス圏で推移、非製造業はマイナス値での推移を示す 〜

◎平成19年 6月期の生産額・売上額

 全業種DI(良い−悪い)は、▲2.0と前回調査(0.0)より、2.0ポイント下降を示している。
参考ではあるが前回3月調査の広島県全体の全業種DI 1.5と比較すると、尾道商工会議所管内の生産額・売上額は若干低い水準である。

 業種別では、製造4業種のうち、食品で悪化を示したものの、機械・金属製品、合成樹脂・ゴム製品、造船・同関連の3業種ではプラス値の結果を示したことにより、全体として、製造業DIは、14.3と前回3月調査(10.0)と4.3ポイントプラス値を拡大させた。但し、前年同期比と比較すると、製造業での業種格差はあるものの堅調な生産額・売上げ額であることが読みとれる。

 非製造業では、消費財卸売業、運輸・サービス業の2業種で改善、生産財・資本財卸売業、小売業で悪化を示したことより、全体の非製造業DIは、▲8.3と前回調査(▲5.8)と2.5ポイントマイナスの幅を拡げた。


平成19年 6月期 生産額・売上額DI
(   )内は前回調査<平成19年 3月期>の割合
  増加 不変 減少 DIポイント
全業種 18.0%(20.4%) 62.0%(59.3%) 20.0%(20.4%) ▲2.0(0.0)
製造業 28.6%(35.0%) 57.1%(40.0%) 14.3%(25.0%) 14.3 (10.0)
非製造業 13.9%(11.8%) 63.9%(70.6%) 22.2%(17.6%) ▲8.3(▲5.8)




◎平成19年7月〜9月の先行き見通し

 全業種DI(良い−悪い)は、4.0と前回3月の調査による19年4月~6月の先行き見通し(1.9)より2.1ポイント上昇し、プラス圏で推移し、生産額・売り上げ額の見通しに対しては回復感が窺える結果となった。

 業種別では、製造4業種全てで、プラス圏(0を含む)で推移し、全体として製造業DIは4.3ポイント上昇し14.3(前回調査10.0)となり、生産額・売上げ額の確保の見通しについても明るさが窺える。

非製造業では、消費財卸売、生産財・資本財卸売業、運輸・サービス業で改善の見通しを示したことにより、非製造DIは3.0ポイント上昇し0.0(前回調査▲3.0)となったが、製造業DIと比較すると、依然として厳しさが窺える。


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