〔生産額・売上額の総括〕

〜製造業では大幅に改善、非製造業も改善を示す〜

◎平成18年 6月期の生産額・売上額(前年同期比)

 全業種DI(良い−悪い)は、14.6と前回3月調査(▲8.5)より、23.1ポイント大幅に上昇を示している。 参考として前回3月調査の広島県全体の全業種DI 5.0と比較しても尾道市の生産額・売上額は高い水準である。

 業種別では、製造業で、造船・同関連で下降を示したものの、食品、機械・金属製品、合成樹脂・ゴム製品の3業種でプラス値を示したことにより、 全体として、製造業DIは、31.6と前回3月調査(22.2)より9.4ポイント改善した。 全体として堅調な生産額・売上げ額であることが読みとれる。

 非製造業では、消費財卸売業、生産財・資本財卸売業、小売業、運輸・サービス業の4業種全てで改善を示したことにより、 全体の非製造業DIは、5.6と前回調査(▲21.9)と27.5ポイント改善した。


平成18年 6月期 −生産額・売上額DI−
(   )内は前回調査<平成18年 3月期>の割合
  増加 不変 減少 DIポイント
全業種 25.5%(16.9%) 63.6%(57.6%) 10.9%(25.4%) 14.6(▲8.5)
製造業 42.1%(33.3%) 47.4%(55.6%) 10.5%(11.1%) 31.6 (22.2)
非製造業 16.7%(9.8%) 72.2%(58.5%) 11.1%(31.7%) 5.6(▲21.9)




◎平成18年7月〜9月の先行き見通し

  全業種DI(良い−悪い)は、5.5と前回3月の調査による18年4月〜6月の先行き見通し(17.0)より11.5ポイント下降し、  プラス圏ではあるものの、全体でみると見通しに対しては慎重さが読みとれる。

 業種別では、製造業で、機械・金属製品、合成樹脂・ゴム製品の2業種で改善の見通しを示し、全体として製造業DIは1.3ポイント上昇し26.3(前回調査25.0)となり、 生産額・売上げ額の確保の見通しについても明るさが窺える。

 非製造業では、生産財・資本財卸売業で改善の見通しを示したものの他の業種で悪化の見通しとなり、 非製造DIは19.1ポイント下降し▲5.6(前回調査13.5)となった。

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