〔景況の総括〕
〜製造業・非製造業共に改善を示す〜
◎ 平成17年12月期の景況(前年同期比) |
全業種DI(良い−悪い)は、▲1.7と前回9月調査▲5.0と比較すると3.3ポイント上昇を示している。
参考として前回9月調査の広島県全体の全業種DI▲10.6と比較しても尾道市の景況感は良い水準で推移している。 業種別では、製造業では食品、合成樹脂・ゴム製品、造船・同関連の3業種で好転を示したことから、 全体として製造業DIは7.5ポイント上昇し、20.0(前回調査12.5)という結果となり、 原材料価格高騰の転嫁状況等にバラツキがあるものの引き続き回復の兆しがみられる。 非製造業では、小売業で悪化を示したが、建設業、消費財卸売、運輸・サービス業で好転を示し、 非製造業DIは2.1ポイント上昇し、▲9.3(前回調査▲11.4)と若干であるが改善の動きが見られた。 |
増加 | 不変 | 減少 | DIポイント | |
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全業種 | 13.8%(10.0%) | 70.7%(75.0%) | 15.5%(15.0%) | ▲1.7(▲5.0) |
製造業 | 26.7%(25.0%) | 66.7%(62.5%) | 6.7%(12.5%) | 20.0(12.5) |
非製造業 | 9.3%(4.5%) | 72.1%(79.5%) | 18.6%(15.9%) | ▲9.3(▲11.4) |
◎ 平成18年 1月〜3月の先行き見通し |
全業種DI(良い−悪い)は、1.7と前回9月の調査による17年10月〜12月の先行き見通し(3.3)より1.6ポイント下降したものの、
プラス値で推移しており、先行き見通しに対してもやや明るさが窺える。 業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品、造船・同関連において改善を示したことから、 製造業DIは13.3(前回調査12.5)と0.8ポイント上昇し、継続してプラス値で推移した。 非製造業では、消費財卸売、運輸・サービス業で改善を示したものの、小売業が悪化を示したことにより、 非製造DIは▲2.4(前回調査0.0)と2.4ポイント下降し、慎重さが窺える。 |