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〔生産額・売上額の総括〕

〜製造業・非製造業共に改善を示す〜

◎平成16年 6月期の生産額・売上額(前年同期比)

全業種DI(良い−悪い)は、5.7と前回調査(4.3)より、1.4ポイント上昇しており、改善の兆しを示している。 参考として前回3月調査の広島県全体の全業種DI▲3.5と比較しても尾道市の生産額・売上額は上向きで推移している。

業種別では、製造業で、機械・金属製品が悪化、合成樹脂・ゴム製品で横ばいを示したが、 食品、造船・同関連で改善傾向を示したことにより、全体として、プラスに転じた。

製造業DIは、50.0と前回調査(39.1)と比較しても着実に回復傾向である。

非製造業では、生産財卸売、小売で悪化を示したが、消費財卸売と運輸・サービス業が改善を示し、 全体として、非製造業DIは、0.7ポイント上昇し、▲11.8と前回調査(▲12.5)と改善を示した。


平成16年6月期 −生産額・売上額DI−
(   )内は前回調査<平成16年3月期>の割合
  増加 不変 減少 DIポイント
全業種 28.2%(26.8%) 49.3%(50.7%) 22.5%(22.5%) 5.7(4.3)
製造業 50.0%(47.8%) 50.0%(43.5%) 0.0%( 8.7%) 50.0(39.1)
非製造業 19.6%(16.7%) 49.0%(54.2%) 31.4%(29.2%) ▲11.8(▲12.5)




◎平成16年7月〜9月の先行き見通し

全業種DI(良い−悪い)は、5.6と前回3月の調査による16年4月〜6月の先行き見通し(8.5)より2.9ポイント下降し、 改善には至らなかったがプラス値で推移している。

業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品、造船・同関連で改善の見通しを示したが、食品で若干ではあるが悪化を示した。 全体として製造業DIは13.3ポイント上昇し35.0(前回調査21.7)、と改善を示した。

非製造業では、消費財、生産財・資本財卸売、で改善を示したが、小売、運輸・サービスで悪化の見通しとなり、 特に小売においては▲14.3(前回調査16.6)と厳しい経営環境が窺える。

非製造DIは8.0ポイント下降し▲5.9(前回調査2.1)となった。

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