Back

〔生産額・売上額の総括〕

〜製造業・非製造業共に改善を示す〜

◎平成15年12月期の生産額・売上額(前年同期比)

全業種DI(良い−悪い)は、▲6.4と前回調査(▲13.4)より、7ポイント上昇しており、改善の兆しを示している。 参考として前回9月調査の広島県全体の全業種DI ▲18.3と比較すると尾道市の生産額・売上額は上向きで推移している。

業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品が悪化、食品、機械・金属製品で横ばいを示したが、 造船・同関連で改善傾向を示したことにより、全体として、プラスに転じた。製造業DIは、8.7(前回調査 0.0)となり多少回復が見えた。

非製造業では、小売業、運輸・サービス業がマイナスながらも、 ▲31.6(前回調査▲50.0)、▲3.5(前回調査▲21.7)と共に大きく回復したが、消費財卸売で大きな落ち込みを示した。

非製造業DIは、▲7.6ポイント上昇し、▲11.4(前回調査▲19.0)と改善を示した。


平成15年12月期 −生産額・売上額DI−
(   )内は前回調査<平成15年9月期>の割合
  増加 不変 減少 DIポイント
全業種 22.6%(17.1%) 48.4%(52.4%) 29.0%(30.5%) ▲ 6.4(▲13.4)
製造業 30.4%(25.0%) 47.8%(50.0%) 21.7%(25.0%) 8.7( 0.0)
非製造業 20.0%(13.8%) 48.6%(53.4%) 31.4%(32.8%) ▲11.4(▲19.0)




◎平成16年1月〜3月の先行き見通し

全業種DI(良い−悪い)は、▲8.6と前回9月の調査による15年10月〜12月の先行き見通し(▲8.6)と同じ数値となり、 改善には至らず、横ばいの見通しとなった。

業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品、造船・同関連で改善の見通しを示したが、 機械・金属製品で悪化を示した。製造業DI は7.8ポイント下降し13.0(前回調査20.8)、となった。

非製造業では、全ての業種で悪化の見通しとなり、特に消費財卸売においては▲38.5(前回調査16.7)と厳しい経営環境が窺える。

非製造DIは19.2ポイント下降し▲15.7(前回調査3.5)となった。

Back