〔生産額・売上額の総括〕
〜依然として回復感を感じられず〜
◎平成15年6月期の生産額・売上額(前年同期比)
全業種DI(良い−悪い)は、▲24.2と前回調査(▲21.5)より、2.7ポイント下降しており依然厳しい状況を示している。
前回9月調査の広島県全体の全業種DI ▲23.4と比較すると尾道市の生産額・売上額は若干ではあるが上向きで推移している。
業種別では、製造業で、食品が18.2ポイント(前回調査▲10.0)と大幅に上昇し改善傾向を示したのに対して 機械・金属製品で下降し合成樹脂・ゴム製品が大幅な悪化を示したが、全体としては、食品製造業の回復によりプラスに転じた。 製造業DI は、13.6(前回調査8.3)となり多少回復が見えた。
非製造業では、小売業がマイナスながらも▲22.8(前回調査▲45.0)と大きく回復したが、 他の業種が悪化傾向にあり、特に運輸・サービス業、消費財卸売で大きな落ち込みを示した。
非製造業DIは、▲4.4ポイント下降し、▲36.3(前回調査▲31.9)と下降した。
業種別では、製造業で、食品が18.2ポイント(前回調査▲10.0)と大幅に上昇し改善傾向を示したのに対して 機械・金属製品で下降し合成樹脂・ゴム製品が大幅な悪化を示したが、全体としては、食品製造業の回復によりプラスに転じた。 製造業DI は、13.6(前回調査8.3)となり多少回復が見えた。
非製造業では、小売業がマイナスながらも▲22.8(前回調査▲45.0)と大きく回復したが、 他の業種が悪化傾向にあり、特に運輸・サービス業、消費財卸売で大きな落ち込みを示した。
非製造業DIは、▲4.4ポイント下降し、▲36.3(前回調査▲31.9)と下降した。
増加 | 不変 | 減少 | DIポイント | |
---|---|---|---|---|
全業種 | 13.2%(18.3%) | 49.5%(41.9%) | 37.4%(39.8%) | ▲24.2(▲21.5) |
製造業 | 22.7%(33.3%) | 68.2%(41.7%) | 9.1%(25.0%) | 13.6(8.3) |
非製造業 | 10.1%(13.0%) | 43.5%(42.0%) | 46.4%(44.9%) | ▲36.3(▲31.9) |
◎平成15年7月〜9月の先行き見通し
全業種DI(良い−悪い)は、▲20.7と前回3月の調査による15年4月〜6月の先行き見通し(▲14.0)より6.7ポイント下降し、
今後も予断を許さない厳しい状況が続くという結果となった。
業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品で大幅な悪化の見通しを示し、 製造業DI は9.1ポイント下降し▲9.1(前回調査0.0)となった。
非製造業では、生産財・資本財卸売、小売業で改善の見通しを示したものの、 他の業種で悪化の見通しとなり、特に消費財卸売においては▲60(前回調査6.7)と厳しい経営環境が窺える。
非製造DIは5.5ポイント下降し▲24.3(前回調査▲18.8)となった。
業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品で大幅な悪化の見通しを示し、 製造業DI は9.1ポイント下降し▲9.1(前回調査0.0)となった。
非製造業では、生産財・資本財卸売、小売業で改善の見通しを示したものの、 他の業種で悪化の見通しとなり、特に消費財卸売においては▲60(前回調査6.7)と厳しい経営環境が窺える。
非製造DIは5.5ポイント下降し▲24.3(前回調査▲18.8)となった。