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〔生産額・売上額の総括〕

〜依然として低調で推移している〜

◎平成14年12月期の生産額・売上額(前年同期比)

全業種DI(良い−悪い)は、△25.9と前回調査(△25.7)より、0.2ポイント下降したが、ほぼ横ばい状況で推移した。
参考として前回9月調査の広島県全体の全業種DI △23.6と比較すると、尾道市の生産額・売上額は若干ではあるが低調で推移している。

業種別では、製造業で食品、機械・金属製品、合成樹脂・ゴム製品が大幅な悪化を示し、 造船・同関連がやや悪化に歯止めをかけたが、全体的に非常に厳しい結果となった。

製造業DIは、20.1ポイント下降し、△30.8(前回調査△10.7)となった。

非製造業では、卸売、特に消費財卸売DI が18.2ポイント上昇し、27.3(前回調査9.1)と大幅に改善した。 しかし、他の業種は依然一進一退の攻防が続いている。

非製造業DIは、7.4ポイント上昇し、△23.8(前回調査32.1)と改善された。


生産額・売上額の推移グラフ




◎平成15年1月〜3月の先行き見通し

全業種DI(良い−悪い)は、△24.7と前回9月の調査による14年10月〜12月の先行き見通し(△9.5)より15.2ポイント下降し、 今後も予断を許さない厳しい状況が続くという結果となった。

業種別では、製造業で、合成樹脂・ゴム製品で大幅な改善、機械・金属製品で横ばいの見通しで推移したものの、 食品、造船・同関連で悪化の見通しを示し、製造業DI は7.7ポイント下降し△7.7(前回調査0.0)となった。

非製造業では、生産額・資本財卸売で改善の見通しを示したものの、 他の業種で悪化の見通しとなり、特に小売においては△50(前回調査△31.9)と厳しい経営環境が窺える。

非製造DIは18.5ポイント下降し、△32.2(前回調査△13.7)となった。

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